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家族介護者を対象にした、入居後「心の介護」実態調査結果を発表

投稿日:2025.03.27 カテゴリー:プレスリリース

シニア(老人)ホーム※2紹介事業の株式会社笑美面(本社: 大阪市西区)は、直近1年間(2023年11月1日〜2024年10月31日)において、家族介護者を対象に実施した「入居後『心の介護』に関するアンケート調査」の結果を本日発表します。本調査で、家族介護者の介護に要する時間が入居後、1日約8時間以上減少、仕事に専念できるようになったことが明らかになりました。  

■シニアホーム入居を選択することによりできた時間の使い道、仕事が突出して多く約4割を占める 

本調査では、家族介護者の35.8%が、シニアホーム入居前は1日約8時間以上を介護に費やしていることが分かりました。入居後、介護専門職に看護を任せることにより、ポジティブな時間が生まれました。その使い道として、「仕事」と回答する家族介護者が突出して多く、38.7%を占めます。それ以外には趣味や家族との時間、睡眠などにも使っています。 

(2023年11月1日〜2024年10月31日)「入居後『心の介護』アンケート(入居後にキーパーソンに対してアンケートを実施 N=418)」結果より、介護に要する時間が減ったと回答したN=279の内訳を抜粋。仕事とは、アルバイト・パートを含む。家族との時間とは、家事の時間は除いた時間を示す 
※1「心の介護」とは? 
笑美面は、単なる身体的な介護負担の軽減にとどまらず、「心の介護」の重要性を提唱しています。「心の介護」とは、家族介護者に対する心理的な側面でのケアのことを指しており、当社が大切にしている考え方です。 

※2「シニア(老人)ホーム」とは? 
笑美面が主に紹介する有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームをまとめて示す。 

■経済産業省によると、介護離職者は毎年約10万人 
2030年には、家族介護者のうち約 4割(約318万人)がビジネスケアラーに 

育児・介護休業法の一部が改定され、4月に施行されます。最近の報道では、育児に関する話題が多く取り上げられる一方で、介護に関する情報は限定的です。実際には従業員の介護休業取得を促進する取り組みも企業は同様に強化しています。2024年3月の「経済産業省における 介護分野の取組について」によると介護離職者は毎年約10万人、2030年には家族介護者のうち約 4割(約318万人)がビジネスケアラーになる見込みとされています。 
近年、介護休業の取得を促進する企業も増えています。しかし、当社としてはビジネスケアラーそのものを減少させることも重要だと考えています。そのためには、家族介護者による過度な自宅介護により、介護離職などの共倒れ状態になる前に対応することが大切です。その解決策の一つが、「シニアホーム入居」だと考えています。入居することで、家族介護者は身体の介護は介護専門職に任せて、「心の介護」に専念できます。 

■シニアホーム入居を選択した家族介護者の声 *本アンケートより原文のまま一部抜粋 
「認知症があり、何度も同じ内容の電話がかかってきていたが、仕事中で対応するのが夜になっていた。今は、施設で不安なことや生活で困ることをすぐにスタッフに相談でき、母も安心して生活ができている。私も仕事中に電話が不要にかかってこないので、不安が減った」 

「入居させる事に対しての申し訳なさ、不安感、迷いなど様々な想いがありましたが、スタッフの方の豊富な知識と経験値で、とてもより施設に入居することができました。精神的なストレスが減り、健康的な日常生活に戻れることができました」 

「時間に追われ、イライラすることがなくなった! 仕事や用事を余裕を持ってすることができるようになった」  

「サポートを受けることは手抜きではないし、自分が至らないとか罪悪感を持つ必要はないです。むしろプロの手を借りることで新しい発見があったり、親に対して優しくなれたりもしますよ。些細なことでも遠慮なく、プロに相談することをお勧めします。施設に入居して本人が元気になっているので、コーディネーターさんに後押ししてもらえて感謝しています」 

■当社の今後の取り組みについて 
笑美面は、介護家族にとって「シニアホーム介護の利用が「『ポジティブ/当たり前』になっている状態」をつくりだすことで、家族が「心の介護」に向き合い、高齢者が笑顔でいられる社会の実現を目指しています。 
今後も「心の介護」の概念を広め、介護家族および介護される側の精神的負担を軽減され、「自分らしい暮らし」ができる活動を続けていきます。本調査の結果に関しては、今後も四半期ごとに発表する計画です。 
本アンケートの調査結果をもとに、企業向けに介護と仕事の両立支援相談サービス「ケアラー心の介護室」などの支援施策を推進する予定です。 

■株式会社笑美面(えみめん) 事業概要 https://emimen.co.jp/ 
株式会社笑美面(えみめん)は、超高齢社会が抱える「介護家族の負担」と「シニアホームに関する情報不足」という課題に伴う、孤独死や介護離職などの社会問題の解決を目指す企業です。主な事業内容は以下の通りです。 

  • シニアライフサポート事業: 
    入居希望者向けに、シニアホームの情報提供や、情報提供以外のハンズオン入居支援サービス、入居希望者とその家族に寄り添ったサポートを提供しています。豊富な知識と経験を持つ専門スタッフによる丁寧なカウンセリング「家族会議」を強みとし、利用者一人ひとりのニーズに合わせた最適な施設の紹介を行っています。     
  • ケアプライム事業: 
    シニアホーム運営事業者や関連企業向けに、運営コンサルティングやコミュニティサイトの運営を通じて、介護家族が安心して委ねることができるよう、施設の質向上を支援しています。
  • 社 名  :株式会社笑美面(えみめん) /証券コード 9237(東証グロース) 
  • 代表者  :代表取締役 榎並将志 
  • 本社所在地:大阪府大阪市西区京町堀1-8-33 京町堀スクエア4F 
  • 創 業  :2010年9月 
  • 資本金  :268,061,230円(2025年3月1日現在) 
  • 従業員数 :168人(2025年3月1日現在) 

 

■報道機関のお問い合わせ先 
株式会社笑美面 広報事務局(株式会社AGENCY ONE内) 担当:荒木、田端 
電話:080-3708-5075(荒木)、メールアドレス:pub@emimen.jp 

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